「ベアリングの洗浄方法」と「ベアリング洗浄ツールの使い方」

こんにちはルアーバンクです。
今日は、主にリールに使われている両面シールドのベアリングの洗浄方法をご紹介します。
リールの巻き心地(ベアリング)に違和感があった場合、ただオイルを射すだけでは改善しません。
ベアリングの改善には、ベアリングを洗浄してからオイル、グリスを注油する必要があります。
ベアリングの洗浄には「ベアリング洗浄ツール」というアイテムを使うと、
両面シールドのベアリングでも分解なしで内部を一瞬で洗浄することが可能です。
ベアリング洗浄ツールの使い方(両面シールドベアリングの洗浄方法)
こちらが「ベアリング洗浄ツール」で、両面シールドのベアリングでも分解することなく瞬間洗浄が可能な便利ツールです。
上のパーツは洗浄には必要ありませんので外します。※グリスを圧入するためのパーツです。
本体の蓋を外します。
中にベアリングの台座がありますので、ベアリングをセットします。
※台座は裏面もあり、リールに使われているサイズのベアリングをほぼ全てセットできます。
ベアリングをセットしたら、蓋を被せます。
蓋の裏側はベアリングの各サイズに合わせて階段状になっている為、蓋を被せると
このようになり、ベアリング上部に小さな密閉空間を作ることが可能です。
パーツクリーナーのキャップを外します。
パーツクリーナーは「逆さ噴射対応」かつ「ゴムや樹脂に対応」したものを必ずお使いください。
ベアリング内部の樹脂製のリテーナー(ボール間隔保持器)にダメージを与えたり、
ベアリング洗浄ツールのオーリング(ゴム)にダメージを与えてしまいます。
ノズルを洗浄ツールの上の穴に差し込みます。
ルアーバンクのおすすめのパーツクリーナーは「逆さ噴射対応」、「樹脂、ゴム対応」で、ベアリングや洗浄ツールに完全対応。
ノズルが穴にピッタリ収まりますので、上部もしっかりと密閉され完全な密閉空間に。
パーツクリーナーを2回ほど、噴射すれば
パーツクリーナーがベアリングの両面シールドの隙間しか逃げ道がない為、
ベアリング内部を瞬間的に洗浄、古いグリスやオイル、ゴミ、潮などを噴射で確実に押し出してくれます。
パーツクリーナーは速乾型ですので、30秒ほど乾燥して乾いたら洗浄終了です。
小さな受け皿などにおいて洗浄すると、古いグリスやオイル、ゴミなどが押し出されているのがわかると思います。
また、ベアリングがしっかりと洗浄されると、ベアリングがクルクルと非常にスムーズに回転し長い間止まらないようになります。
※オイルもグリスも何もない状態が一番回転がスムーズです。
ベアリング洗浄後はオイル?グリス?
ベアリングを洗浄するとクルクルと非常に回転がよくなりますが、グリスまたはオイルを注油しないと、サビや摩耗に弱い状態で直ぐにベアリングが痛んでしまいます。
「グリスアップ」か「オイル注入」か迷うと思いますが、
基本的にベアリングには「グリス圧入がおすすめ」です。
※新品のベアリングにもほぼグリスが圧入されています。
ただ、オイルがおすすめの場合ケースがあり、釣りのリールの場合は
巻きに関する場所のベアリングはグリスアップ
※例えば、ハンドルノブのベアリングなど
飛び(飛距離)に関する場所のベアリングには「オイル注入」がおすすめです。
※例えばベイトリールのスプールベアリングなど
巻きの場合は、それほど軽い回転は必要ありませんので、防錆、防水、防塵に優れ、長持ちする粘度の高いグリスがおすすめです。
↑おすすめのグリスはこちら↑グリス圧入方法も記載しています♪
釣り以外のベアリングにも全然使えます♪
飛距離に関する場所は、ベイトリールで軽いルアーをキャストする場合などはオイルの方が回転が良い為、オイルがおすすめです。
↑おすすめのオイルはこちら↑オイル注入方法も記載しています♪
グリスアップ、オイル注入いづれにしても、まずは「ベアリングの洗浄」が必要です。
「ベアリング洗浄ツール」は、両面シールドベアリングへの「グリス圧入」も可能な便利アイテムです。
ベアリングのメンテナンスには絶対持っておきたいおすすめのアイテムです♪