ベイトリールのスプールベアリングの外し方やメンテナンス、交換方法(シャフトピンの抜き方)

こんにちはルアーバンクです。
ベイトリールのスプールに付いているベアリング、ここに支障がでると、巻き感が悪くなったり、スムーズにフォールしなかったり、キャストの飛距離が落ちてしまいます。
交換したり、メンテナンスするには、このスプールベアリングを外す必要があるのですが、ベアリングを外すには手前にある「シャフトピン」を外す必要があります。
シャフトピンは結構固く差し込まれていますので、ペンチ等ではなかなか抜くことが困難で、滑ってスプールエッジに傷をつけたり、シャフトを曲げたりしてしまうことがあります。
「スプールシャフトピン」を外すには、ヘッジホッグスタジオから発売されている、スプールベアリングリムーバーTYPE-R(改良版)がおすすめで、簡単にシャフトピンを外すことが可能です。
いまから、スプールベアリングリムーバーの使い方(ベアリングの外し方、ピンの抜き方)をご紹介します。
スプールシャフトピンの抜き方(ベアリングの外し方)
ベアリングに当たるまで通したら、矢印のところに小さな横穴が空いていますので、シャフトピンの片側を穴に入れます。
シャフトピンが穴に入ったら準備完了、付属の十字レンチの先端が太い方を、横のネジ穴から入れます。
十字レンチをくるくる回して、シャフトピンに当たるまで回します。
シャフトピンに先端が当たってから、さらにくるくる回すと、ピンが抜けて横穴から徐々に出てきますので、シャフトに当たるまで回します。
※ピンは強めに入っていて若干力が必要です。十字レンチのお陰で軽い力で回すことが可能です。
十字レンチの先端が、シャフトに当たるまで回したら、それ以上回りませんので、一旦十字レンチを抜き、今度は反対側の細い方をネジ穴に差し込みます。
同じようにくるくる回していくと、十字レンチの細い先端がシャフトの穴に入り、さらにシャフトピンが抜けてきます。
細い先端がすべて入るまで最後まで回していくと、シャフトピンが完全に抜けます。
これで、スプールやスプールシャフトなどにダメージを与えず、ベアリングを外すことが可能です♪
ベアリングが外れましたら「ベアリング洗浄ツール」を使ってベアリングを洗浄すると、両面シールドのベアリングでもあっという間に、内部の洗浄が可能です。
後は、オーナーの「ベアリング潤滑油」等をベアリングに注油すれば、ベアリングのメンテ完了です♪
※両面シールドのベアリングにも浸透し、長持ちするオイルです。
スプールシャフトピンの戻し方(ベアリングの装着)
ベアリングのメンテナンス、または交換が終わりましたら、ベアリングを元に戻し、シャフトピンととりあえず穴から挿します。
この辺まで挿すとそれ以上、進みません。
無理に押して差し込むとシャフトが曲がってしまう恐れがあります。
そこで、シャフトピンを戻す(挿し込む)場合も、ベアリングスプールリムーバーを使います。
本体をシャフトから通して一番最後まで入れたら、ネジ穴と横穴が一直線になるようにします。
十字レンチは太い方を使います。ネジ穴から入れたら
十字レンチをさらにくるくる回して、シャフトピンを押していきます。
本体がシャフトを逆から支えてくれていますので、シャフトが曲がる心配がありません。
左右が同じぐらいの長さになるまでピンを差し込んだら完了です。
スプールベアリングリムーバー(改良版)は、ベイトリールのメンテナンスにはなくてはならないアイテム、一個持っておくと大変便利ですよ♪