自作メタルジグの貫通ワイヤーの曲げ方(超簡単ワイヤーベンダー編)
メタルジグの貫通ワイヤーを作る方法(曲げ方)をご紹介します。
ルアーバンクオリジナルのワイヤーベンダーを使うと、とても簡単にワイヤーを曲げることが可能です。
今回作るワイヤーは、150gのセミロングジグの貫通ワイヤーです。
まずは、ぴったり型にあう曲げ方からご紹介します。
片方がU字曲げ、片方がアイ曲げ(絞り)のジグにしてみました。
※両方アイ曲げ(絞り)も曲げ方は同じです。
ワイヤーベンダーはソルトの釣りでよく使うメタルジグやルアーにぴったりの4mm・5mm・6mmのアイを作ることが可能です。
※3mmは4mmのアイを曲げる時に使用します
今回は5mmのアイを作りますので、5mmのピンと、曲げるためにひとつ小さいピン4mmを使います。それ以外は外します。
※6mmのアイを作る場合は6mmと5mm
※4mmのアイを使う場合は4mmと3mm
まずはU字の方から作ります。
ハンドルの位置を「ホームポジション」にしたら
※ホームポジションの説明は「ワイヤーベンダーの準備」をご覧ください。
5mmと4mmのピンの間に、ワイヤーをセットし、ハンドルを回してハンドルビスにチョンとあてます。
ハンドルに目印をつけておくと、いつも同じ長さの余りにすることが出来ます。
ワイヤーをハンドルの平面にしっかりと押し当てください。
ハンドルを回して、ワイヤーを曲げます。ワイヤーはバネのようにスプリングバックしますので、U字曲げの場合、この辺まで曲げます。
慣れると感覚でわかるようになりますが、慣れるまでは、ハンドルと本体を繋ぐようにマジックで印をつけておくと、どこまで曲げればいいかわかります。
ハンドルを戻すとU字曲げの完成です。
歪みがある場合は、ペンチで補正します。
どうしても設計上にU字がもう少し小さい場合は、ペンチでこのように潰すのもありです。
U字曲げは完成しましたので、型に一度はめてみます。
ワイヤーをセットしたら、ワイヤーに目印をつけますが、ワイヤーをもう片方のアイの溝の部分にもってきて
この位置に目印します。※ルアーもジグも同じです。
型にマジックで目印をつけておくと、わかりやすいです。
先ほどと同じように、5mmと4mmのピンの間にワイヤーをセットします。
ワイヤーをセットしたら、しっかりとハンドル面にワイヤーを押し当て、ハンドルを回して、ハンドルビスに軽く当てます。
一度挟んだ方が位置決めしやすいです。
ワイヤーを3点で挟んだ状態で、曲げるアイのピンの中心に目印を持ってきます。
曲げる前に、もう一度、ワイヤーがハンドル平面にピッタリと当たっているか確認、
最初にしたU時曲げとハンドル平面が真っ直ぐになっているか確認します。
※これで2つのアイにネジレがなくワイヤーを曲げることが可能です。
ハンドルを回して、アイを曲げます。片方がアイの形になるぐらいまで曲げます。
どこまで曲げるか慣れないうちは、曲げた場所の状態でマジックで印をつけておくと便利です。
ベンダーからワイヤーを外すと、片方の曲げができていますので、
くるっとワイヤーを裏返しにし、ベンダーにセットします。
ハンドルを回して、同じように曲げます。
もう片方のアイが出来ました。
ワイヤーをペンチで「絞り」ます。
※絞りの詳しい方法はこちら
ワイヤーループペンチも同様ですが、クロスして出来たワイヤーの歪みを補正します。
※補正の詳しい方法はこちら
これでアイの完成です。
同じ長さのワイヤーで最初に目印をつけておくことで、全く同じようなワイヤー曲げを連続で行えます。
以上の方法で、型にぴったりのワイヤー曲げが可能です。
※耐熱シリコンは温まると膨張しますので、少し長めに作るのがおすすめです。
※実際は目印を少しずらして作ります。
※ジグの長さ(型の長さ)や気温により膨張する分は異なりますので、1,2本はピッタリのものを作って試し、実際は鉛で温まった型に合わせたワイヤーをお作りください。
ルアーバンク(ジギング魂)オリジナルのワイヤーベンダー、軽い力で同じようなワイヤー曲げが連続で行える、なくてはならないアイテムになります♪
是非一度、お試しください♪