太刀魚ジギング用ワイヤーアシストフックの作り方
太刀魚ジギング用のワイヤーアシストフックの作り方をご紹介します。
※「ワイヤーキット」を使われる方は、途中まで読み飛ばしてください。
太刀魚ジギング用ワイヤーアシストフックの作り方
まず、ワイヤーをカットします。
ワイヤーは、ルアーバンクオリジナルの49本編みの太刀魚用ワイヤーアシストラインが少量でお得に買えておすすめです。
短いもので10cm、長いものは14cmでカットするのがおすすめです。
まずは10cmでカットしてみましょう。
カットしたワイヤーに溶接リングを通します。サイズは#3がおすすめです。
※ルアーバンクでバラ売りでお得に購入できます。
ワイヤーにスリーブを通します。
スリーブはYO-ZURIのダブルスリーブのSサイズか、YAMASHITAのステンレスクリップのSサイズがぴったりです。
個人的におすすめはYAMASHITAのステンレスクリップSサイズになります。
強度テストの結果、強度は十分ですし、作り方自体がスリーブが抜ける構造になっていない為、全く問題ありません。
スリーブをかしめます。
プライヤーは、YO-ZURIのダブルプレッサーS(黄色の柄)がおすすめです。 実売が4,900円ぐらいです。
おすすめのスリーブ YAMASHITAのステンレスクリップのSサイズにも対応しています。
※Mサイズ(緑の柄)はサイズがことなり大型のスリーブのものになります。
この状態になります。ちょっと開きますが、問題ありませんので、気にしないでください。
ダブルプレッサーを購入するか迷われている方は、この状態までを作っておいた「ワイヤーキット」も販売しております。
溶接リングもセットされていますので、続きからお作りいただけます。
これだけのものを購入する必要なくなりますのでオススメです。
ワイヤーを45度ずつ折り曲げます。
必ず、この方向に折り曲げてください。
もう片方も、45度折り曲げます。
このように、溶接リングは正面、スリーブの側面が見える状態で、90度になるように開きます。
使うメタルジグなどで長さを決めます。
段差(チラシ針)にする場合や、長い場合はニッパー等でカットしてください。
今回は、段差(チラシ)針にしますので片方のみをカットしました。
太刀魚フックに下巻きをします。
太刀魚フックは、太刀魚KSが貫通性が高く強度がありますし、価格も安く作れますのでおすすめです。
↓こちらから1本単位でお得に購入できます。
まず、端糸を2,3cm残してフックのこの辺でフックとセキ糸を一緒につまみます。
4,5回、フックの軸に巻きつけます。
端糸を軸と平行に折り返します。
端糸と軸を一緒に重ねて、もう4,5回巻きつけます。
結ばなくても、これで固定できますので、端糸をカットしてしまいます。
フックの軸に、適当に下巻きします。密に巻く必要はありません。ある程度でOKです。
先ほど作ったワイヤーを添わせて、2,3回仮止めします。
必ず、ワイヤーはフックの内側、溶接リング向きを調整します。※写真のような向きで
もう2,3回ずつ巻きつけて、固定します。溶接リングの向きが変わったら向きを調整しながら固定してください。
ある程度固定出来ましたら、瞬間接着剤を下巻きのセキ糸とワイヤーに塗りつけます。※ダイソーに4つ入り100円で売っている瞬間接着剤の「超速乾タイプ」がおすすめです。
この巻く前の瞬間接着剤がないと、強度が出ずにすっぽ抜けてしまいます。
※強度測定をした結果8kg程度で抜けます。
※下巻き後に瞬間接着剤をつけた場合は、28kgまで強度が上がります。
接着剤の液体の中にラインを巻きつける感じでセキ糸を巻いてください。
これが強度を出す為の秘訣です。
30秒ほどで乾き始めてきますので、30回ほど巻いたら、また瞬間接着剤を塗り、その上に巻いて行ってください。
巻きつける力はそれほど入れなくても大丈夫です。
摩擦力ではなく、上下のセキ糸で挟み込んで接着剤で固める感じです。
ワイヤーギリギリのところを巻くと、セキ糸が切れてしまいますので、あまりギリギリまで巻かないでください。
ワイヤーが見えなくなったら終了です。折り返して上に巻く必要もありません。最後に上から瞬間接着剤を塗って固めてください。
接着剤がほつれ止めになりますので、最後結ぶ必要はありません。
同じように、もう片方にもフックを根付けします。90度に折り曲げたのは、2本目のフックをやりやすくする為です。
フックと溶接リングの向きにご注意ください。※フックが1本目と逆側を向くように
同じように接着剤をつけながらセキ糸を巻いたら、乾燥するまで待つか
瞬間接着剤の硬化促進スプレーで固めてしまうのがオススメです。
一瞬で固まる為、作業性が格段にアップします。
この状態になります。もう少しで完成ですので、もうちょっとご覧ください。
セキ糸を固めた部分を収縮チューブで保護します。
スゴい収縮チューブは柔軟性が高く、後からフックの先から通すことが出来ますし、収縮率が60%と高いので、細い太刀魚フックにはオススメです。※φ3.0mmがぴったりサイズです。
この状態になります。
ドライヤーやホットガンで熱風を当てます。
収縮率が高いので、このようにしっかりと密着させることが出来ます。
最初に曲げた部分を戻し、フックの開きを調整します。太刀魚ジギング用ワイヤーやワイヤーキットはこのように曲げて調整できるようなワイヤーの太さになっています。
これで完成ですが、
このように、さらに収縮チューブを被せて、
オマツリ防止をすることも出来ます。
スゴい収縮チューブでワイヤーやスリーブ部を保護してください。
※保護する場合のスゴい収縮チューブのサイズはφ4.0mmがおすすめです。